前回までで、ほぼ目標とする線香に近づいたのですが、粘度が足りないため、出来上がった線香に少し力を加えると、線香がポキポキと折れてしまいます。
このままでは使い物になりません。
強度の高い線香にするため、さらに検証をします。
最終的に出来上がった線香は、意ぜずして食物だけを使ったもの。
レシピをご紹介致します。
線香の材料確定ー米粉
温度がちょうど良い線香ができるにはできたのですが、
大きな問題が1つありました。
それは、線香が
無茶苦茶脆い(もろい)!
ということ。
そうなんですよ、
かぼちゃフレークは、タブ粉のような粘着剤ではないのですよ。
どれくらい脆いかというと、
線香に少し手が当たっただけで折れる。
それは、大切に大切に扱わなければならない代物なのでした。
それではダメでしょう!
線香を固くする何かを見つけなければなりません!
とりあえず、硬くて細長い食品で思いつくものは、
乾燥うどん
そこで、中力粉と強力粉を用意。
塩を少し入れて練ったものを線香の材料と混ぜ合わせ、
線香を作ってみると・・・
中力粉も強力粉も、硬くはなるが燃えにくい。
分量を色々変えて作ってみたのですが、どうもダメです。
自分ではこれ以上アイデアがでず、知人に相談してみると
「米粉はどうですか?」
とのこと。
米粉?
その昔、水キムチを作るときに使ったけれど・・・
硬くなる?
・・・
米粉はお米からできているわけで、ご飯は冷めると硬くなる。
そう!硬くなるのですよ!
これは、ぜひ試してみなければ!
と色々試して作ってみた結果、
硬い!
燃える!
素晴らしい!
高温の線香の完成です!
線香の素材4つ目は、米粉です。
食物だけで作った線香のレシピ
あくまで私が使っている線香のレシピです。
直径25mm用
・炭粉 90g
・かぼちゃフレーク 21g
・ココアパウダー 9g
・米粉 20g(100㏄のお水を加え、白くなるまで熱を加えたもの)
以上をビニール袋に入れ、まず振ります。
(このとき使うビニールは、厚みが0.03mm以上の物を使用してください。
薄いビニール袋だと、すぐに破れてしまいます)
線香の原料が丸まってきたら、ビニールの上からこねます。
こねてこねて均等に混ざったら、線香押し出し機で押し出します。
以前は、小さくても卓上サイズだったのですが、
今はもっと小さいサイズの線香押し出し機が売られているようです。
かなり力が要りますが、プラスティック製の注射器型の
線香押し出し器でも大丈夫です。
もちろん、コーン型でもOKです。
食物だけで作る線香の応用
私の線香のレシピは、あくまで高温にすることが
目的なので炭粉が入っています。
例えばお子さんと一緒に作ってみるとか、自分だけの
香りの線香を作るとかであれば、
線香のレシピの炭粉をなしにして、
かぼちゃフレークを111gにすれば
温度が低めの線香ができます。
香りをつけたいようであれば、精油(エッセンシャルオイル)
を入れればよい香りが付きます。
大体、15滴くらいですかね。
ただ、ゆずの精油はお勧めしません。
喉がヒリヒリしてきます。
もし、あくまで食物に拘るのであれば、次回をご覧ください。
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